[アップデート] AWS CodeBuild でもソースに GitLab (SaaS版 & セルフマネージド版) がサポートされました
いわさです。
今朝のアップデートで AWS CodeBuild も GitLab をソースとしてサポートするようになりました。
大きく CodeBuild を実行する際には、CodeBuild プロジェクト単体でソースを指定して実行する場合と、ソーストリガーを指定した CodePipeline パイプラインのステップとして CodeBuild を実行する方法があります。
後述の AWS CodePipeline でのソーストリガーは GitLab の SaaS 版・セルフマネージド版を直近半年くらいのアップデートでサポートするようになっていました。
しかし昨日までは次のように CodeBuild のソーストリガーとしては GitLab を使うことが出来ず、GitLab を使いたい場合には CodePipeline の経由が必須でした。
ソースプロバイダに追加された。CodeStar 接続が必要
今回のアップデート後から次のように GitLab が追加されました。
CodePipeline の際には SaaS 版が先にサポートされて、しばらく経ってからセルフマネージド版がサポートされる形だったのですが、今回はまとめてサポートされたみたいですね。
CodePipeline と組み合わせて使うか、CodeBuild 単体でいくかでいうと、私の場合は圧倒的に前者のほうが多いですが、GitLab でいえばセルフマネージド版を使うケースもあるので SaaS 版以外がサポートされているのはありがたいです。
接続は既に割り当て済みのアカウントデフォルト接続を使うか、プロジェクトごとに固有のカスタム接続を使うか選択出来ます。
接続については CodePipeline と同様に CodeStar 接続機能を使って管理されます。
CodeBuild 上では次のリンクから新規接続作成のダイアログを開くことが出来ます。
このあたりの流れはいつもの感じなので割愛します。
今回は SaaS 版 GitLab に対して認証・認可を行って、接続を作成しました。ダイアログのタイトルに CodePipeline と記載されていますね。
接続を指定する際には UUID で指定する必要があって、接続名から検索が出来ませんでした。
これは名前でひけたほうが使い勝手良さそうですね。
私は CodeBuild での GitLab デフォルト接続をまだ設定していなかったので、デフォルト接続として先ほど作成した新規接続を設定しました。
次回以降の作成プロジェクトでは「デフォルト接続」を選択することでこの接続が使われるはずです。
今回はユーザーリポジトリを指定しました。
ただし、リポジトリの検索画面ではグループリポジトリも表示されていたので、グループリポジトリ非対応ということは無さそうです。CodePipeline がサポートされた時の初期のころはグループリポジトリ非対応だった記憶がありますね。
問題なく実行が出来ました。
さいごに
本日は AWS CodeBuild でもソースに GitLab (SaaS版 & セルフマネージド版) がサポートされたので、SaaS 版で試してみました。
ちなみに今回は東京リージョンで試しており、大阪リージョンはサポートされていません。(大阪リージョンの場合はそもそも CodePipeline でもサポートされていない)
CodeBuild で GitLab 使いたかったけど CodePipeline 組むほどじゃないなー、という方には朗報ではないでしょうか。